【会社経営と、時々、大学院生】


【会社経営と、時々、大学院生】

こんにちは、こんばんわ!直紀です。
今日は大学院での授業について少しだけ書きます。
合同会社こっからの仕事自体もよくわからないのに、
大学院で何をしてるの?と聴かれることもあるので。









きっかけは、起業してから1年後。
刺激が欲しい、でした。なんとも欲深い。笑

専門分野を持っていると、やっぱり異分野に触れる機会が減っていきます。
僕たちは、もう勝手に人事部から異動通告されることも無いので。
自らの手で境界を超える必要があるのです。

所属は、人間環境学府行動システム専攻スポーツ健康科学コースです。長い。
担当教授は霊長類研究所というところでチンパンジーかなんかの研究をしていた方。

刺激が欲しかったので、好都合なのですが、教授からは
「色々言ってるけど、おおやくんはもっと人間を知りなさい」
という有り難いお言葉を頂きました。

その人から言わせると(完全意訳)、

「仕事でリーダーシップとかなんとか内省とか色々言っているけど、
あなたが見ているのはビジネス文脈の簡略化・抽象化された一部だ。
それはテクノロジー。答えを出し、どうやるかまで導くためにやってるよね。

せっかくアカデミックに来たのであればサイエンス。つまり科学し続ける。
答えがわからないという壁に立ち尽くすこと。それ自体がわからないという
前に立ち尽くしているという前進なんだ。わかったらとっとと部屋を出ろ」

チンパンジー以下の脳みその僕にはよく掴み切れていない部分もありつつ、
人間理解のために、文化人類学、生態心理学、環境心理学の授業をとるように。
加えて、運動栄養学、スポーツ社会学、健康生成論、遊び文化論など。

MBAみたいにビジネス社会で活用できることは学んでいません。
しかし、各教授の担当領域に対する掘り下げの深さや
圧倒的な文献を読み込み、概念と事例やいま世の中で起こっていることを
繋げて話す姿に大きな感銘を受けます。
  • なぜ僕たちが勤勉で天職という言葉を頼りに頑張るのか。
  • 心と身体がどのような歴史の変遷を経てきたのか。
  • アフォーダンスと認知心理学の違い。
  • クエン酸回路を通じてエネルギーがどのように合成されるのか。


要は、このひとつひとつが全て人間理解に繋がっており、
これを知ることで僕の器が必ず広がって来ることを教授は知っているのです。

まだまだ道は遠いですが、、
もっとプレイフルを追求していきたいです。
いつか学んだことをちょっとでもシェアしたいな。
そして、こんな学びながら働けること自体嬉しい。
こっからメンバーに本当に感謝。

つぎはVくん、おねがいします!

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