【中国大連でワークショップしてきました!感想!!】




どうも、直紀です!4月にスミケンと中国大連でのWSへ行ってきました。

「一人暗い部屋で『当事者意識』を持とう戦っていた。
 二人と仲間が窓を開けてくれた気がします。」

日本語を慎重に選びながら、力強く。
WSの最後に言ってくれた言葉です。

地球に生まれたからには全力を尽くしたい。
でも、自分がやっていることが本当に会社と社会のためになっているのか。
真摯に、現実とのギャップを直視し、もがく人だけが持つエネルギー。

そんなパワーと美しさを中国で思いっきり感じた丸5日間でした。

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18歳、初の海外旅行先は中国でした。
中学の時に沢木耕太郎の深夜特急を読み、
親父も放浪癖があったので旅に憧れが直感的にあった。

知り合いに
「日本の大学生は駄目だ、エネルギーが無い。中国へ行け。
 戦後の雰囲気があそこにはある。」

そう言われて、深夜バイトで貯めたお金を握りしめ、
バックパックを背負い1ヶ月かけて中国を周遊する旅へ。

もちろんスマホなんてなく、指差し会話帳とMDを片手に
新鑑真号という神戸から上海まで48時間!かけて移動。
8人同部屋の中国人とは言葉が通じない。

ある意味、僕にとってのはじめての海外はこの船の中かも。
とにかく声が大きく、喧嘩か?と思って見ると話しているだけ。
違う枠組みで生きている人たちの当たり前がそこにあった。

1ヶ月中国放浪で、漢字で筆談し、いろんな世代の人と交流し、
何回も騙され、囲まれ、日本では起こらない体験ばかり。
罰金を払わされそうになり、ゴネてたら罰金が少しづつ減っていくとかw

そのときのイメージから、
「勝負に勝つ」「なんとか這い上がる」「もっと強く生きる」
というエネルギーが存在するのが中国だと
メディアのイメージと相まって、そんなイメージができあがりました。


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「場作り」で自分の枠組みにその場をあてはめる癖ができると、
ファシリテーターとして、終わりを意味する。(と、個人的に思っている)

あてはめることは、その場の可能性を捨てること。
参加者たちの想いやアイディアを閉ざしてしまうこと。

場の意図やデザインを丁寧にやりながらも、当日は起こることが起こる。
そう信じて、自分のエゴ(あてはめることで、安心・コントロールしたい)を手放し続けること。

こんなこと書きながら、
とはいえ、枠組みが見えてくる現実。笑

紋切型で場を治めたくなる自分を見つつ、
その一線を越えようと息を止めてもがく。

そんな風にもがくと、息を止めると溺れるのと一緒で、場に意識が向かない。
その自分に気づいて、もう一度自分の呼吸に目を向ける。

この葛藤と自己探求と場の観察から、最善の行動を選択する。
エゴからではなく、最後はその場を開いた意図のために。

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今回のWSは、自分の枠組みが湧き出ては手放す、という繰り返しでした。
誰かを取り上げて、攻撃する。会社が条件を揃えない。将来が見えない。
正直、こんな言葉がでることも覚悟していた自分がいました。

なんとか、こんな言葉を出ないようにとコントロールしたい自分を
手放し、探求を繰り返しながら、5日間。

最後のワークでは、

「将来の子どもの健康な社会のために」
「未来の街のために、SDGsをもっと意識した環境プロダクトを創出する」
「街の雇用と空気に貢献する」

本当は会社を通じて、
何かできないかと真摯に思っている自分自身を気づき、言葉にするみなさん。

健全な悩み自体を、自分の言葉打ち明けると
みんな同じように悩み・それでも食いしばっていることを初めて知り、分かち合い、
このメンバーとなら、一歩踏み出せるんじゃないか。

そんなきっかけになったWSがあらわれてきました。

こんな少ない部分の体験で、十把一絡げに中国は~ということは書いてはいけないけど、
中国がまた僕の中でアップデートされ、そしてさらに奥深くなりました。

また、行きたいな、大連。

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