【タバコやめました】

おはようございます!
こんにちは!こんばんは!
ゆーしです。


タバコやめました。

正確にいうと、最後に吸ってから1年と2日になります。
(これを書いている1月28日15時現在)

この1年、積極的に言いふらしていたわけでもなく、ましてやこういったオープンな場でも伝えてないので、
僕をよく知っている方はもしかするとビックリかもですね。それぐらいガッツリ吸ってました。

でももう流石に言い切っていいですよね!?
「タバコやめました!!!」

この写真は共同経営パートナーの直紀ですが、小さな身体と短い足を精一杯振り上げて隣の岩にジャンプしています。
あるクライアントの研修プログラムを行なっていた寒い日で、合間の休憩時間、研修会場の隣の日本庭園です。

この時、ここで最後の1本を吸いました。

元々吸わない人にとっては全く理解出来ないアホ全開のことを言いますが、これまで十何年片時も離れることがなかったタバコちゃんとの別れです。
寂しいような、それがない生活が想像できなくて恐いような、何だか複雑な気持ちでした。

今思えば、この写真のように岩から岩にジャンプする程度、少しの勇気がいるだけの些細な出来事でした。

何を大層にと思われるかもしれませんし、今更タバコは百害あってどうのこうのと嫌煙派となって論理を振りかざしたいわけでもありません。
そしてまあまあな愛煙家だった僕が、突如禁煙するほどのわかりやすい理由があったわけでもないのです。

左脳(思考・論理・頭)で捉えられる「やめるべき理由」は腐る程あります。
一方で、右脳(感性・感覚・身体)で捉えられる「吸いたい衝動」も同時にあり・・・。
(それはニコチン中毒やろ、と指摘されそうですがw)
そんな狭間で答えを出さず、結局昨日の延長線上の自分を生きていく。要は吸い続けました。

じゃあ、どんなきっかけで、何が理由でやめたのか。
ふと湧いてくる理由は、「なんとなく・・・」です。
もう少し頑張って無理やり言葉にすると、「変容を止めたくなかった」があります。

この3年、人生における様々なパラダイムシフトが起こりました。
昨日までの自分の常識が、今日にはガラッと変わるという体験を何度もしました。
見た目も随分変わりました。
以前こっからのインスタ(@kokkara0309)で面白がってポストしたのですが、サラリーマン時代と独立後でまるで別人にw
それもたった7ヶ月で!
冗談はさておき。

周囲の期待に応えるという外的動機から、自分は何をしたいのかという内的動機へ。
ある種狭い世界の中でしのぎを削っていた環境から、想像もしなかったような外の世界との出会いへ。
全てが劇的に変化し、そして自ら動くことで「変容」していくプロセスにも没頭していきました。

そんな中で、ずっと喉に刺さった小骨のように引っかかっていたのがタバコでした。

「学んだ呼吸法を実践すると、すごくリラックスできるし眠りも深くなった(でもタバコ吸ってるしな)」
「自分たちの畑で育てて採った野菜が最高に美味しい!(でもタバコ吸ってるしな)」
「SUPしたり薪割りしたりアクティブな暮らししてるよ!(でもタバコ吸ってるしな)」
「独立当初は年収も下がった。でも生活は豊かになった気がする(でも毎日タバコ買ってるしな)」

ちょっと極端な例を出しましたが、ニュアンスが伝わるでしょうか。
自分で自分に小さな嘘をついている感覚がつきまとうイヤ~~な感じ。
でも、色々とシフトしていくプロセスは、もしタバコをやめたらどんな自分に出会えるんだろうというワクワクも強烈にイメージさせました。

その矛盾の臨界点、ある日「あ、やめよ」となったのです。

で、やめてみてどうか。

一番の変化は走り始めたことです。
ここ数年、夏のSUPぐらいしか運動していませんでしたが、禁煙後数ヶ月で体がウズウズし、最初は夕食後のウォーキングなどで誤魔化すも、
すぐに誤魔化しきれなくなり、9月からおもむろに走り始めました。

中学3年間、毎日放課後3kmのマラソンが必須という学校に通っていました。
それがもう本当に大嫌い、走るならせめて短距離、ただ走ることに何の意味があるのか!ずっと思っていました。
そんな、「長距離が全スポーツの中で一番嫌いという自分」がシフトした瞬間でした。

初日は2kmが限界、でも続けるうちに3km、5kmと徐々に距離は伸び、今では10kmが当たり前に。

そして、いざ走ってみると色々最高でした。
体重・体力などのコンディション向上はもちろん、走ることで頭がリフレッシュされるのか、仕事や人生のインスピレーションやアイディアが次々と湧きます。

僕の家から1kmも走れば、海にも山にも行けます。
季節や時間帯によって鮮やかに変わる景色は、足を止めて見惚れてしまうほど美しい。

出張にわざわざラングッズを持って行って知らない街を走ったり、月に一度は仲間とトレイルランニングしたりなど、ライフスタイルが一変しました。
(3月に糸島でトレイルランニングから派生したリトリートイベントやります。

最近読んだ本で印象に残った言葉があります。
「自分の引き金を見つけよう。
―-ある変化が引き金となって、ほかのことが次々に変化していく。
引き金は、人生に大きな変化をもたらす最初の一歩なのだ。」

僕にとっての最初の引き金は、独立でした。
自分=商品であるという立場になり、もっと力を身につけようと決めました。
力を身につけるには学ばなければなりません。
色々学び続けることで、自分のことも含め『人間』そのものに対する理解が以前より深まりました。
人間理解を深めようとすると、身体へのアプローチが不可欠です。
身体の探求は、タバコという障壁を浮き彫りにしました。
そんな変化が変化を呼ぶプロセスが進み、毎日ご機嫌に走り回っている今この瞬間の自分を形作っています。

皆さんにとっての引き金は何でしょうか?

一度引いてしまえば、あとは流れるままに。
色んな変容を、共に楽しんでいきましょう。

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